Wargame: RDで初心者が強くなるために守るべき基本3原則
「ゆかりん少佐、Wargame: Red Dragon(以下、「Wargame: RD」)で初心者が強くなるには、どうすればいいんだ?」
「初心者がWargame: RDで強くなるために、最低限守るべき3つの基本原則があります」
「3つの基本原則?」
「はい。その3つの基本原則とは、次のようなものです」
Wargame: RDで初心者が強くなるために守るべき基本3原則
原則1:バランス(Balance)
(諸兵科連合を心がける)
原則2:ハイローミックス(High-Low mix)
(高いユニットと安いユニットなどを組み合わせる)
原則3:リーコン(Recon。Reconnaisance(偵察)の略)
(偵察を重視する)
「Wargame: Red Dragonで強い人は例外なく、これらの基本3原則を心がけています。逆に、強くなるには、これらの3原則を守ることが最低限必須といえます」
「バランスとハイローミックスとリーコンか」
「ちなみに、これら3つの原則に共通する思想は、『偏らない』ということです」
「偏らない?」
「バランスにせよ、ハイローミックスにせよ、自軍のユニットの編成が一方に偏らないように構成することを意味します」
「また、リーコンは、偵察をばらまいて敵の情報をできるだけ偏らずに取得する一方で、敵の偵察を積極的につぶして敵に偏った情報を与えることを意味します」
『偏らない』ことが、Wargame: RDで初心者が強くなるための秘訣
バランス、ハイローミックス→自軍の編成を偏らないように構成する
リーコン→偵察を積極的に活用して敵の情報を偏らずに取得する一方で、敵の偵察を積極的につぶして敵に偏った情報を与える
「なるほど」
「まず、バランスですが、基本的に、諸兵科連合を意識して部隊を構成するようにしてください」
「諸兵科連合?」
「諸兵科連合(Combined Arms)は、その名の通り、複数の兵科を連合させて、互いの弱点を補い合い、各兵科の能力を最大限に発揮する部隊を編成するという、戦闘ドクトリン(戦闘教義)です」
「つまり、どういうこと?」
「ぶっちゃけな話、Wargame: RDの戦闘の本質はジャンケンです」
「ジャンケン?」
「例えば、戦車は対空砲に強く、対空砲はヘリに強く、ヘリは戦車に強いですよね。そして、これら戦車、対空砲、ヘリの間には、グー・チョキ・パーと同じ、三すくみの関係があります」
(狩る側)→(狩られる側)
戦車 → 対空砲
対空砲 → ヘリ
ヘリ → 戦車
「なるほど」
「Wargame: RDには、どんなユニットにも、必ず天敵となるユニットがあります。そして、対人戦にせよ、AI戦にせよ、天敵となるユニットをぶつけることで、相手を一方的に蹂躙することができます」
Wargame: RDには、どんなユニットにも、必ず天敵となるユニットがある
↓
天敵となるユニットをぶつけることで、相手を一方的に蹂躙することができる
「例えば、相手が『ヒャッハー! エイブラムス戦車最強だぜえ!』といって、大量のエイブラムス戦車を送り込んだとしても、こちらが大量のハインドを送り込めば勝ちます」
「ジャンケンでいえば、これは相手がグーをたくさん出してきたので、こちらがパーをたくさん出すことに相当します」
「なるほど。まさしく、ジャンケンの原理そのものだな!」
「でも、Wargame: RDがジャンケンと異なる点は、ジャンケンは一度に1つの手しか出すことはできませんが、Wargame: RDは、例えば、戦車と対空砲の両方を一度に出すなど、同時に異なる複数の手を出してもいいわけです」
「それなら、あらかじめグー、チョキ、パーの全ての手を出しておけば、相手が何を出してきても対抗できますよね」
あらかじめグー(戦車)、チョキ(対空砲)、パー(ヘリ)の全ての手を出しておけば、相手が何を出してきても対抗できる
「これが諸兵科連合の基本的な発想です」
「なるほど。あらかじめグー・チョキ・パー全ての手を揃えておくということか!」
「初心者が陥りやすい過ちは、グー(戦車)だけとか、チョキ(対空砲)だけとか、パー(ヘリ)だけとか、1種類のユニットしか出さないことです」
「でも、どんなに強力な最高級戦車を出しても、相手に攻撃ヘリやATGM攻撃機を出されれば、一方的に蹂躙されるだけです」
初心者が陥りやすい過ち
グー(戦車)だけとか、チョキ(対空砲)だけとか、パー(ヘリ)だけとか、1種類のユニットしか出さない
↓
天敵となるユニットを出されて一方的に蹂躙されるだけ
「戦車は防空網を完璧に構築した上で運用してこそ、その能力を最大限に活かすことができます。それぞれのユニットは、諸兵科連合で互いの弱点を補い合って初めてその能力を最大限に発揮できるのです」
戦車は防空網を完璧に構築した上で運用してこそ、その能力を最大限に活かすことができる
↓
それぞれのユニットは、諸兵科連合で互いの弱点を補い合って初めてその能力を最大限に発揮できる
「だから、皆さんも必ず、諸兵科連合を意識して部隊を編成するように心がけてくださいね」
まとめ
単一種類のユニットを出さず、バランス(諸兵科連合)を意識して部隊を編成する
↓
相手がどんな種類のユニットを出しても対処できる
「なるほど! 実にためになった!」
「次回は、具体的な部隊の編成の仕方について、お話しする予定です」