【初心者向け攻略講座】結月ゆかりのWargame: Red Dragon攻略チュートリアル

現代戦RTS『Wargame: Red Dragon』を始めて、ユニットの操作は一通りできるようになったのに、なぜか弱いAIにさえ勝てない、そもそもどのユニットをマップのどこに配置したらいいのかも分からない、どう戦えばいいのかさっぱり分からない、という初歩的なレベルでつまずいている初心者プレイヤー向けに、不親切なEugen Systemsに代わって、結月ゆかりがわかりやすくWargame: RDの攻略法をレクチャーするチュートリアルブログです。

偵察ユニットの配置の仕方

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「みなさん、こんにちは。前回は、機動防御のやり方についてレクチャーしました」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「今回の初心者向けWargame: Red Dragon(以下、Wargame: RD)攻略チュートリアルでは、偵察ユニットについてレクチャーしたいと思います」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「マキさん。何か質問はありますか?」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「ねえ、ゆかりん、偵察ユニットって、どこに配置したらいいの?」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「それはいい質問ですね」

偵察ユニットの配置の仕方

(↓)Echoの市街地における歩兵の配置の一例。偵察・対空・対歩兵・対装甲車両の4つの役割をもった諸兵科連合部隊です。
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f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「偵察ユニットの配置のコツですが……」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left偵察ユニットは
戦線の左右側面に配置する

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「……といいですね」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「戦線の左右側面?」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left偵察の仕事は戦うことではなく、敵を発見することです。なので、偵察ユニットは生存を第一に考えて最前線に配置するのではなく、最前線から少し離れた安全な場所に配置してください」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「また、偵察ユニットの武装をOFFにすることによって、敵に偵察ユニットの存在自体を悟られないようにするのもいいですね」

(↓)偵察ユニットの武装をOFFにすることによって、敵に偵察ユニットの存在自体を悟られないようにするのも有効です。左クリックでユニットを選択した後、ゲーム画面下に表示される武器アイコンを左クリックすることにより、そのユニットの武装をOFFにすることができます。
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f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left海外のWargamerのバイブルとして知られる『200-Page Guide to Wargame: Red Dragonにおいて、著者のSandyGunfox氏は……」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left偵察ユニットを戦線の左右側面に配置することで、市街地に煙幕を張られたとしても、側面の偵察ユニットから煙幕の向こう側を見ることが可能になるといっています」

(↓)偵察ユニットを戦線の側面に配置することで、市街地に煙幕を張られたとしても、側面の偵察ユニットから煙幕の向こう側を見ることが可能になります。
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f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「また、2〜3区域しかない小規模な市街地を守る場合は、偵察ユニットを市街地内に入れると、市街地全体に煙幕を張られたときに視界がとれなくなるおそれがあります。なので、この場合は、市街地の左右側面の森林等に配置したほうがいいですね」

(↓)2〜3区域しかない小規模な市街地を守る場合は、偵察ユニットを市街地内に入れると、市街地全体に煙幕を張られたときに視界がとれなくなるおそれがあります。この場合は、市街地の左右側面の森林等に配置すれば、市街地全体に煙幕を張られても視界を確保できます。
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f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「なるほど」

偵察ユニットの仕事は戦うことではなく、敵を発見すること
 ↓
生存を第一に考えて最前線に配置するのではなく、最前線から少し離れた部隊の左右側面に配置。
また、左右側面に配置することで、煙幕を通して敵部隊を見ることも可能になる。

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「ねえ、ゆかりん。上の図には偵察歩兵が1ユニットしかいないけど、偵察歩兵って、1ユニットだけでいいの?」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「そうですね。できれば、戦闘中に偵察ユニットがやられた場合に備えて、部隊の左右両側に1ユニットずつ偵察歩兵を配置するのが理想的ですね」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left偵察ユニットが1ユニットしかいないと、偵察ユニットがやられてしまった場合、増援部隊が到着するまでの2〜3分もの間、偵察なしで戦うことになるので」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「SandyGunfox氏は、万一、1つの偵察ユニットがいなくなったとしても、視界がとれなくなることがないよう、複数の偵察ユニットを展開させろ、といっています」


最後の偵察ユニットがやられてしまった場合、増援部隊が到着するまでの2〜3分もの間、偵察なしで戦うことになる
 ↓
1つの偵察ユニットがいなくなったとしても、視界がとれなくなることがないよう、複数の偵察ユニットを展開させる

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「でも、歩兵の視界は『普通』でそれほど悪くないので、市街地に入ってきた敵を迎撃する分には、偵察歩兵がなくても特に困らないと思います」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「それじゃ、市街地を守る分には、偵察がなくてもいいんだ」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「ただ、Echoに偵察歩兵がいると、上図に示されるように、対岸に配置された敵の対空ユニットなどがよく見えるようになるので、砲撃等による対処がし易くなります」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「なので、初動で偵察ユニットを配置する余裕がなかったとしても、できれば増援などで偵察ユニットを追加しておくといいと思います」

偵察ユニットをスタックさせない理由

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「でも、ゆかりん。どうして上の図では偵察歩兵をスタックさせていないの?」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「この点について、SandyGunfox氏は、偵察ユニットをスタックさせることは、過剰であり無駄以外のなにものでもないと述べています」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「たしかに、偵察ユニットをスタックさせても、その分視界が広がるわけじゃないから、あまり意味がないよね」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「そうですね。偵察ユニットは……」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:leftスタックさせずに分散配置させてこそ
その視界能力を最大限に活かすことができる

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「……のです」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「また、偵察ユニットは隠したまま放置することも多いので、歩兵ほど頻繁に操作しません。だから、1ユニットずつ管理してもそれほど手間にはならないというのもあると思います」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「なるほど、偵察ユニットをスタックさせないことにも、ちゃんとした理由があるんだね」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「ただし、偵察歩兵を視界のいい歩兵として使う分には、別にスタックさせてもいいと思います。自衛隊のレンジャーは偵察枠にありますが、歩兵としても結構強いですしね」

(↓)自衛隊のレンジャーは偵察枠にありますが、歩兵としても優秀なユニットです。
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f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「マルチ戦においても、スペツナズGRUのような偵察特殊部隊をスタックして運用している人も多いです。それゆえ、偵察だから必ずスタックさせてはならないわけではなく、その辺は状況に応じて臨機応変に考えてくださいね」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left無能な働き者になるなということだね」

偵察ユニットをスタックさせない理由
(1)偵察ユニットは、スタックさせずに分散配置させてこそ、その視界能力を最大限に活かすことができる
(2)偵察ユニットは隠したまま放置することも多い→1ユニットずつ管理してもそれほど手間にはならない
※ただし、視界のいい歩兵として使う分には、この限りではない

敵部隊が戦線の左右側面から攻めてきた場合の対処法

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「でも、ゆかりん。下図みたいに戦線の左右側面から敵部隊が近づいてきたらどうするの?」

(↓)敵部隊が側面から攻めてきた場合。下図では、BTR-ZD SKREZHET×4が川を渡って側面から攻めてきました。
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f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「この場合は、偵察歩兵の無駄な損耗を避けるため、偵察歩兵を後方に下げ、なるべく通常の歩兵で迎撃するようにしてください」

(↓)偵察歩兵の損耗を避けるため、なるべく通常歩兵で迎撃しましょう。
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f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「特殊部隊は時速30kmと足も速いので、このような敵部隊の迎撃には適していますね」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「戦闘は戦闘のプロである歩兵に任せるということか。餅は餅屋というわけね」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「ただし、偵察歩兵と通常歩兵で敵部隊を挟み込んでキルゾーンを構築する場合は、この限りではありません。偵察ユニットだからといって必ず戦闘を回避しなければないわけではなく、必要なら武装をONにして戦闘に参加させてください」

敵部隊が戦線の左右側面から攻めてきた場合
 ↓
偵察ユニットの無駄な損耗を避けるため、偵察ユニットを後方に下げ、なるべく通常の部隊で迎撃する
ただし、状況に応じて必要なら、武装をONにして戦闘に参加させる

偵察歩兵のその他の活用法

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「また、ポイントの少ない序盤において、偵察歩兵は主戦線から離れた僻地の防衛にも使うことができます」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「下図では、FOXTROTからの敵の侵入に備えて、偵察歩兵を交通の要所となる市街地に配置しています」

(↓)FOXTROTからの敵の侵入に備えて、偵察歩兵を交通の要所となる市街地に配置しています。
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f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「なるほど。偵察歩兵の視界の良さを活かして、裏取り警戒に使うんだね」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「敵の裏取り部隊を発見したら、機動力の高い攻撃ヘリ攻撃機で対処してください」

(↓)敵の裏取り部隊を発見した場合
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(↓)機動力の高い攻撃ヘリ攻撃機で対処するといいです。
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f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「また、ポイントに余裕ができたら、背後の森林の中に支援用の戦車や装甲車、対空ユニットを入れると、僻地の防衛はベストですね」

偵察ユニットは数こそ正義!

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「ところで、偵察ユニットについて、『200-Page Guide』のSandyGunfox氏は、次のように述べています」

SandyGunfox氏の偵察ユニットについての言葉

部隊の両側面、マップの両端、険しい丘の頂上、市街地や前線のはずれ、山脈の頂上など、偵察ユニットが隠れて観察でき、敵部隊が動き回るのを見張り続けることができる場所にはどこでも偵察歩兵を配置すべきだ。

それぞれの偵察ユニットの視線が重なり合うようにし、万が一、1つのユニットが消滅したとしても、視界がとれなくなることがないように、偵察ユニットを展開させろ。

どんなに多くの偵察ユニットを出したとしても、偵察ユニットを出しすぎるということはない。敵を非常によく見ることができて、Wargameで負けた者はかつて一人もいない。

偵察ユニットは、視界の範囲内の敵を見ることを可能にし、あなたのユニットが最大射程で戦うことを可能にする(逆に、偵察ユニットがいなければ、あなたのユニットの最大射程を活かすことができない)。

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「そして、SandyGunfox氏は、偵察の重要性を次の言葉に要約しています」

偵察が勝敗を分ける

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202205459p:plain:left「偵察って、重要なんだね」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「そうですね。なので、私は偵察歩兵をマップ上にたくさんばらまけるように、自分のデッキに偵察歩兵を常に2枚、合計16ユニット入れています

(↓)SandyGunfox氏は偵察歩兵と偵察特殊部隊の2枚をデッキに入れることを推奨しています。しかしながら、自衛隊には偵察特殊歩兵がいないので、レンジャーを2枚入れています。また、SandyGunfox氏は、さらに多くの偵察ユニットをマップの広い範囲にばらまけるように、あえて偵察歩兵の練度を上げずに数を出すことを推奨しています。
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f:id:Nurari_Yukipyon:20151204203612p:plain:left「え! 偵察歩兵を16ユニットも! そんなに入れてるんだ!」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left偵察歩兵が値段も安い上に、視界が非常に良く、またステルス性も高いので、マップ上にばらまくにはこれ以上優れた偵察ユニットはないんですよ!

f:id:Nurari_Yukipyon:20151202210437p:plain:left「そうかもしれないね。道理で情報戦で外人プレイヤーに勝てなかったわけね。あたし、これまで偵察ユニットなんて1つか2つしか配置してなかったわ……」

f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「最後に、『200-Page Guide』に引用されたアメリカ軍の格言を紹介して、今回をチュートリアルを締めくくりたいと思います」

アメリカ軍の格言 /人 ‿‿ 人\

見ることができれば、撃つことができる。
そして、撃つことができれば、殺すことができる


(↓)Wargame:RDでは、まさしく偵察が勝敗を分けるといっても過言ではありません。なので、初心者のみなさんも、偵察歩兵をマップ上のあらゆる場所にばらまくように心がけましょう。
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f:id:Nurari_Yukipyon:20151128175255p:plain:left「以上で、今回の初心者向けWargame: RD攻略チュートリアルを終わります。みなさんお疲れ様でした」

まとめ

偵察ユニットの仕事は戦うことではなく、敵を発見すること
 ↓
生存を第一に考えて最前線に配置するのではなく、最前線から少し離れた部隊の左右側面に配置。
また、左右側面に配置することで、煙幕を通して敵部隊を見ることも可能になる。


最後の偵察ユニットがやられてしまった場合、増援部隊が到着するまでの2〜3分もの間、偵察なしで戦うことになる
 ↓
1つの偵察ユニットがいなくなったとしても、視界がとれなくなることがないよう、複数の偵察ユニットを展開させる

偵察ユニットをスタックさせない理由
(1)偵察ユニットは、スタックさせずに分散配置させてこそ、その視界能力を最大限に活かすことができる
(2)偵察ユニットは隠したまま放置することも多い→1ユニットずつ管理してもそれほど手間にはならない
※ただし、視界のいい歩兵として使う分には、この限りではない

敵部隊が戦線の左右側面から攻めてきた場合
 ↓
偵察ユニットの無駄な損耗を避けるため、偵察ユニットを後方に下げ、なるべく通常の部隊で迎撃する
ただし、状況に応じて必要なら、武装をONにして戦闘に参加させる

SandyGunfox氏の偵察ユニットについての言葉

部隊の両側面、マップの両端、険しい丘の頂上、市街地や前線のはずれ、山脈の頂上など、偵察ユニットが隠れて観察でき、敵部隊が動き回るのを見張り続けることができる場所にはどこでも偵察歩兵を配置すべきだ。

それぞれの偵察ユニットの視線が重なり合うようにし、万が一、1つのユニットが消滅したとしても、視界がとれなくなることがないように、偵察ユニットを展開させろ。

どんなに多くの偵察ユニットを出したとしても、偵察ユニットを出しすぎるということはない。敵を非常によく見ることができて、Wargameで負けた者はかつて一人もいない。

偵察ユニットは、視界の範囲内の敵を見ることを可能にし、あなたのユニットが最大射程で戦うことを可能にする(逆に、偵察ユニットがいなければ、あなたのユニットの最大射程を活かすことができない)。

偵察が勝敗を分ける

アメリカ軍の格言 /人 ‿‿ 人\

見ることができれば、撃つことができる。
そして、撃つことができれば、殺すことができる